新型コロナウイルスで初の労災認定

新型コロナウイルスに感染し死亡の1人 初の労災認定 厚労省

新型コロナウイルスに感染し死亡した人が、初めて労災と認定されました。厚生労働省は、業務によってウイルスに感染し死亡したとして、卸売・小売業の1人を労災と認定し、ほかにも申請があったうちの8人が死亡していることを明らかにしました。
厚生労働省によりますと、業務によって新型コロナウイルスに感染したとして労災申請した人は15日までに667人に上り、このうち130人が労災と認定されています。
厚生労働省は、これまで死亡例が含まれているかどうか明らかにしていませんでしたが、認定された人のうち、卸売・小売業の1人が死亡していることを明らかにしました。
海外出張していたことなどから調査の結果、認定されたということで、ウイルスに感染し死亡した人で、労災と認定されたのは今回が初めてです。
また、このほかに申請中の8人が死亡していて、業種別に見ますと、介護従事者などが2人、建設業が2人、不動産業などが2人、サービス業が2人となっています。
厚生労働省は、新型コロナウイルスに感染した場合の労災認定の方針として、医療や介護に従事する人については原則、労災と認めるほか、そのほかの業種で感染経路が分からなくても、接客などで業務によって感染した可能性が高い場合は認めるとしていて、積極的な申請を呼びかけています。

引用/NHK NEWS WEB 令和2年7月17日

村田社会保険労務士事務所

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